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受胎可能な状態

 

卵巣の活動、受胎可能な状態およびビリングス排卵法

名誉教授 James B. Brown
M.Sc. Ph.D. D.Sc. F.R.A.C.O.G.

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卵巣の活動と受胎可能な状態

排卵とは、卵巣からの卵子の放出のことであり、卵巣周期中、卵子が受胎可能な状態となる唯一の時期です。排卵は、受胎可能な卵巣周期の中心となるできごとです。性交という行為によって妊娠が可能な時期は、排卵によって決まります。それは、排卵の3〜4日(子宮頸管粘液によっては、まれに5〜6日)前から(精子の受精可能な寿命によって決まります)、排卵の24時間後まで(卵子の受精可能な寿命によって決まります)の期間です。この期間以外には、女性がどれほど努力しても、性交によって受胎することができません。またこの期間内であっても、性交によって必ず妊娠するわけではなく、その可能性はカップルによって、また性交と排卵とのタイミングによって変わってきます。

受胎の可能性は、排卵前24時間から数時間の間に最高に達します。この時期の妊娠の可能性が1周期あたり70%であるとすれば、受胎の可能性が最も高い日に性交するカップルの90%が妊娠を達成するためには、2周期が必要です。受胎可能な期間の初期における受胎の可能性が1周期あたり10%であるとすれば、この時期に性交するカップルの90%が妊娠を達成するためには、24周期が必要となります。多くの専門家は、妊娠の可能性は図で示した値よりもはるかに小さいと言うでしょう。多くの人が究極の妊娠補助法と考える体外受精(IVF)でさえ、ほとんどの保健基金が最大6サイクルの治療を設定しています。

したがって、ビリングス排卵法(BOM)の規則を守らずに妊娠できないカップルは、この規則が自分たちに合わないと決めてはなりません。チャンスは、すぐ隣にあったのです。これとは逆に、カップルが最も受胎の可能性が高い日に性交したとしても、必ず妊娠すると期待してはなりません。動物の受精率は、自然の発情現象によって、受胎の可能性が卵巣周期中で最も高くなった日のみに交尾させることによって最高に達する(しかし100%でなない)ことを実証しています。したがって、卵巣の活動性を評価し、排卵の正確な時期を知ることは、自然な家族計画(NFP)において妊娠を避けるため、またIVFも含めたすべての状況下で妊娠を達成するための基本的な要件です。

卵巣の活動性をモニターし、排卵の時期を決定する主な方法には、6種類があります。

 

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